さまざまな寿司
乳は、いわば利息のようなものですから、飼育個体数を減らすことなく、手に入れることができます。
むしろ毎年、出産によって元手である動物の個体数も増えていきます。
彼らは肉ばかりではなく、実にたくみに乳を利用した食生活を営み、ミルクのお茶やお菓子で、日常的な栄養を確保しています。
彼らは、肉は赤い冬の食べ物、乳は白い夏の食べ物と呼んで、みごとに多様な食生活を構成しているのです。
豊かさと貧しさ栽培が始まるまで農耕すなわち植物の栽培という技術も、人類が長い年月をかけて生み出したものです。
すぐに始まったものではなく、自然への観察と実験の結果、まず半栽培という方法が採られたと考えられます。
つまり初めから植物を育てようとしたのではなく、食用となる植物に手助けしてやることで、たくさんの実を得ようとしたのです。
植物同士は、おたがいに自分たちが繁栄するための闘いを、永続的に続けています。
この時に、人間に有用な植物があったら、これと競争する植物を除去してやれば良いのです。
つまり大きくおいしい実を生らせるクリの木があれば、その周りの木を切り倒すわけです。
すると、そこには同じ種類のクリの木が増え、やがて大きくおいしいクリのです。
した。
おそらくは、この半栽培という段階を経て、農耕が生まれたものと思われます。
もちろん発芽という現象を知って、別の場所に植えたこともあったかもしれません。
いずれにしても、植物に鋭い観察眼を注いで、食用となる野生の植物を植え育てる、というシステムを造り上げた時に、栽培つまり農耕が始まったのです。
ほぼ一万二○○○年前ごろのこととされています。
農耕にもいろいろあるただ、こうした農耕の開始も、単純に人間の英知だけの結果というわけにはいきませ実が、確実に得られるようになります。
これは人間が植えたのではありませんから、栽培とはいえません。
しかし半分は手を加えていますから、半栽培ということになります。
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